怪我のその後


ハセが何だか広めてくれたのでこのブログを見てる人はご存知だと思いますが、先日の怪我の診断結果は左膝前十字靭帯の断裂でした。
まあ、不意落ちをしてしまったのは自分だし、怪我のリスクは承知で遊んでいるのでしょうがない。
反省はしているし、治さずに遊べなくなるよりは治して早く遊びたい。

診断医はまあ軽く予後は大丈夫そうな感じかな?だとか、念の為MRIを撮りましょう。とかかるーい感じで言ってたけど、MRIの結果の時も、本来有る筈の影が見えないんで断裂してますね。手術するから病院の紹介状書きますね。再建して治しましょう。の流れをサラッと言う感じだったから、そういうノリの医者だったんだな。

と言う訳で、手術をしなければならなくなってしまったので、今後の事も含めまとめることにしました。

1.前十字靭帯断裂について
激しい衝突を伴うスポーツで発現される事が多く、膝の怪我としては最悪の部類の一つで、他の靭帯と違い保存療法では治癒が望めず、自家腱移植が必要。
合併症として半月板や軟骨の損傷も多く見られるが、僕は幸い?半月板も軟骨も無事だった。

そもそも前十字靭帯は膝を安定させる役割を持っており、損傷すると運動時のストップ動作、方向転換の際に膝が抜ける、膝がズレて亜脱臼を起こすといった事が頻繁に起き、亜脱臼だけでなく、「膝が抜けた」場合も強い痛みを伴う。
前十字靭帯断裂と「膝が抜けた」については、漫画あさひなぐの真春先輩の症状を参考にして欲しい。

「あさひなぐ 真春 怪我」の画像検索結果
僕はもうちょい膝曲げられるよ。

靭帯の再建以外でこれを逃れるすべはなく、放っておくと半月板や軟骨の損傷も併発する。

術後は辛いリハビリが待っており、競技(クライミングは遊びだと思っているが便宜的に競技と呼ぶ。)への復帰は6ヶ月〜1年。

なお、手術による再建を行わなくても日常生活を送ることは可能で、例えば、たまたまスキーで受傷した普段スポーツを日常的に行わない主婦なんかは気付かないこともあるそうだ。

2.手術について
診断医に手術の内容とかリハビリについてはネットに溢れてるよ!って言われたので調べた。それ程スポーツ選手にはありふれた損傷ではあるのだろう。

ⅰ.手術は内視鏡手術。
ⅱ.手術時間は1〜2時間。
ⅲ.入院期間は1〜2週間。
ⅳ.リハビリ期間は6ヶ月〜。本格的な競技復帰は8ヶ月〜1年。

ここまでは治療を行なっているどの病院のサイトでも記載がある。

3.今後の方針について
診断医はマジでもう軽いノリで、もうぶっ壊れているんだから、好きなだけ遊べばいいし、決心が付いたところで手術をすればいい。要するに諦めがついたら紹介状書くから、やる気になったらもう一回診察に来て〜!てノリで、マジな軽さに笑っちゃったけど。

医者の手術はすべきと言う意見と自分で調べてみた結果、東京医科歯科大学様のサイトを発見し、とても前向きな記述だったので、これを今後の方針とした。

ⅰ.術前に膝の可動を戻す。具体的には左右差の無い伸展と正座ができる屈曲。
ⅱ.現在もモリモリと減衰している左脚大腿の筋肉の回復に務める。目安は大腿の太さが左右差1cm。
ⅲ.上記を以って手術に挑む。

4.方針に当たって
ⅰ.ジム練の再開。左足も積極的に使用する。ただし、高さは限定。
ⅱ.大腿筋の筋トレ。ジムでバイクを漕ぐか、チューブトレを行うか。
ⅲ.付随して上半身と指のトレーニング。これはクライミングに必要なので。
ⅳ.GWに予定しているブローツアーは行く。モチベーションの維持もそうだし、術後長期に渡り岩には行けないと思うとリスクを負っても行きたい。秋のブローは断念。

5.その他連絡事項
幸か不幸か長丁場になる怪我からの復帰に当たって、たまたま仕事を辞める時期が重なった。それなりの蓄えはあるので治療に専念しようと思う。
本当は辞めてからアメリカで登り、ブローで登って国内を渡り歩く計画を立てていたのだが。。。早々に切り替え、とっとと山梨に移住する事にした。


我々の先生たちは手術に明るいイメージがあるから是非とも話を伺いたいなfin.

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